熊谷建装のテクニカル・ガイダンス
★ P r o l o g u e
2021.06. 【第1回】危うい!アパートの鉄骨階段
◆鉄骨階段が崩れ落ち、住人の女性が亡くなる痛ましい事件が起きました。すでに全国各地で点検も始まっています。
◆アパートなど集合住宅の外階段は鉄製がほとんどで、比較的雨や雪に対し厳しい環境に曝されています。
反面、手入れのほうはどうでしょう? かなり心配な集合住宅が散見できます。
◆第一回目のシリーズですが、診断~再生設計の専門家と当社が実際に取り組んだ中からドキュメンタリータッチで綴ってみます。
◆スライドに『見えない、見にくい』とフレーズが出てきますが、この事例では階段や通路の鉄骨を壁材などで包むように貼り付けています。
一見、建物と一体的に見えてデザイン的には収まっているようですが、中の鉄材は通気が足りず蒸れて腐りやすい状態に置かれてます。
◆この「見えない、見にくい」症状を診断の専門家は、まさに「経験・カン・技」により、まるでレントゲンで透視したように『処方箋』(施工法・積算・見積・事例・完成予想パースなど)にまとめます。
一方、WEBで検索すると、複数社への見積り依頼からスタートし、安くカンタンに修繕できそうな広告も溢れています・・・。
◆何はともあれ、当社の事例からまとめてみました。
下のスライドの右ボタンで▶次のページに進む手動式です。ごゆっくりご覧ください。
★ T o p i c s
2021.06.29 『アスベスト』-----古い住宅やアパートの安全安心対策!
◆今世紀になる前に建てられた住宅やアパートの外装材には、アスベストが含まれている可能性が高い、といわれています。
それまでは、性能が良いため外壁や天井板など沢山の建材に使わてきました。(実際は2004年に1%以上を含む建材の出荷禁止)
◆アスベスト含有材は「レベル1~3」と発じん性の高低順に分類され、成形耐火板やビニル床材、スレート屋根材などは低いレベルの「3」に該当し、通常は飛散しない状態が維持されていれば特に問題はありません。しかし、老朽化や解体などでその恐れが生じた場合は対策が必要になります。
◆老朽化対策=修繕では、現況の壁材や屋根材の上から新しい材料で被せる『カバー構法』や、再塗装が主な方法です。
工事中に飛散の可能性も非常に低く近隣への拡散の心配もないため合理的な対策として定着しています。
↓参考資料です。また市町村や国土交通省のホームページなどでも詳しく説明されています。
2021.06.21 NEW ! ホームページがスタートいたしました。
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